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大切な服を、長く着るために-スニーカー編-

スニーカーは「素材」によって洗い方が全く異なります。お気に入りの一足を長く、白く保つためのケア方法をまとめました。
お家でのケア方法
1. 初めて履く前の「ひと手間」で汚れを防ぐ
実は、新品のうちに何をするかでその後の寿命が決まります。
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防水スプレーをかける
- 水だけでなく「汚れ」も弾いてくれます。20cmほど離して全体にムラなくかけ、しっかり乾かします。
- 頻度としては、月に1〜2回、または雨の日に履いた後にかけるのが理想です。ただし汚れていると効果は薄れます。
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毎日履かない : 足は一日でコップ1杯分の汗をかくと言われています。1日履いたら2日は休ませて、中の湿気を飛ばしましょう。
2. 素材別の洗い方(家庭編)
スニーカーの素材に合わせた最適な方法を選びましょう。「お湯」を使うと色が染みだす可能性があります。
| 素材 | 洗い方のポイント |
| キャンバス地 (コンバースなど) | 丸洗いOK。 スニーカー専用洗剤や固形石鹸を使い、ブラシでゴシゴシ洗えます。 |
| 合皮・天然皮革 (スタンスミスなど) | 丸洗い厳禁。 水に浸けるとひび割れの原因に。メラミンスポンジや濡れタオルで表面を拭くのが基本です。 |
| メッシュ・ニット (ランニング靴) | 優しく叩き洗い。 網目が広がりやすいので、柔らかいブラシで叩くように汚れを浮かせます。 |
| スエード (ニューバランスなど) | 水は避ける。 専用の真鍮ブラシで毛並みを整え、汚れは専用の「砂消しゴム」で削り落とします。 |
【黄ばみを防ぐ「すすぎ」のコツ】
キャンバス地の白いスニーカーが乾いた後に「黄色くなる」のは、洗剤のアルカリ成分が残っているからです。
すすぎにクエン酸などを使用すると、アルカリが中和されて黄ばみを防げます。
⚠️ 注意点:すべてが丸洗いできるわけではありません。
海外製品には、水洗い禁止としている場合もありますし、ブランド品など高額なスニーカーなど、本体やパイピングなどから樹脂などの色が流れだす可能性があります。もちろん「お湯」を使うことも厳禁です。
無理をせずに、洗いたい場合には、後悔しないためにもクリーニング店を利用する方が賢明です。
3. 乾かし方の黄金ルール
生乾きの臭いや型崩れを防ぐためのポイントです。
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脱水: 洗濯機で1〜2分だけ脱水にかけると乾きが劇的に早くなります(タオルに包んでネットに入れると靴も洗濯機も傷みません)。
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形を整える: 中にキッチンペーパーや新聞紙を詰め、形をキープします。
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陰干し: 直射日光はゴムの劣化や色あせを招きます。風通しの良い日陰で、かかとを浮かせて立てかけるのがベストです。
4. クリーニングに出す方が良い場合は?
最近はスニーカー専用のクリーニングサービスも充実しています。
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自分では落とせない「臭い」がある時 : 靴の奥深くに染み込んだ菌は、家庭での丸洗いではなかなか死滅しません。プロのオゾン洗浄などは強力です。
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高級スニーカー・限定品 : 加水分解(ソールがボロボロになる現象)が心配なものや、高価なレザー製品はプロに任せるのが一番安全です。
- ソールの「黄ばみ」や「すり減り」 : 経年劣化で黄色くなったソールを白く戻す(リペイント)や、かかとの補修などはクリーニング店や修理店に依頼しましょう。
靴クリーニングをプロに任せるメリット
1. 専用設備の工房で熟練した職人が洗います
家庭での洗濯とプロのクリーニング店で決定的に違うのは、以下の3点です。
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強力な「除菌・消臭」!:漂白・除菌・脱臭効果のオゾン水でクリーニングしています。ニオイの元となる雑菌や汚れをきれいにします。
- パーツごとの手洗い!:本体、靴紐、中敷き(インソール)それぞれを専用洗剤で、丁寧に手洗いするので、見違えるほどキレイになります。
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素材に合わせた「特殊洗浄」:「水洗いできないレザー」や「色落ちしやすいスエード」も、プロなら専用の洗剤でダメージを最小限に抑えて洗います。
- ハイブランド品もおまかせ:年間実績22,000足以上の取り扱い実績があれますので、安心してお任せください。
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専用マシンによる「乾燥」:低温度の遠赤外線真空乾燥機で生地にダメージを与えること無くソフトに乾燥します。
2. クリーニングに出す前のセルフチェック
トラブルを未然に防ぐため、クリーニングに出す前に確認しておきましょう。
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素材の確認: 合皮の劣化(ベタつきやヒビ割れ)がある場合、洗うとさらに剥がれてしまう恐れがあります。
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付属品: 靴紐や中敷き(インソール)はそれぞれ洗浄しますが、こだわりの紐などは心配なら外しておくといいでしょう。
- ソールのチェック: 親指でソールを強く押してみてください。もし「指が沈む感覚」があったり、小さな破片がポロポロ落ちてきたりしたら、それは加水分解のサインです。クリーニングは諦めた方が賢明です。
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ソールの減り・破れ: クリーニングする場合に限り「かかとの補修」や「内側の破れ修理」もお受けいたします。
よく「加水分解で靴がダメになった」と聞きますよね?これはポリウレタンなどのプラスチック素材が、長い年月をかけて空気中の湿気と反応したためです。
5年以上前の古いスニーカーなどは、見た目が綺麗でもソールが加水分解で劣化していることがあります。
クリーニングの際にソールが剥がれてしまうことがあるため、古い靴を出す際はクリーニングが原因でないことをご理解ください。
※豆知識として、湿度の高い日本では、欧米に比べて加水分解による素材の劣化が進みやすい環境と言えます。
お預りできないケースについて
1. 洗えないスニーカーの特徴とは
| 種類 | 洗えない可能性の主な理由 |
| ビンテージ品(10年以上前) | 「加水分解」のリスクがある。見た目は綺麗でも、水に浸けた瞬間にソールが粉々に砕けたり、剥がれたりする可能性が高いため。 |
| カスタムスニーカー | 個人やショップで後からペイント・装飾されたもの。洗浄液でペイントが溶けたり、パーツが取れたりする恐れがあるため。 |
| 電飾・LED内蔵タイプ | ソールに電池や基盤が入っているもの。水洗いで回路がショートし、光らなくなるため。 |
| 形見の品・プレミア品 | ご自身にしか分からない、靴本体の価値以上の思い入れがある場合には、丸洗いすることは、おすすめしません。 |
| 劣化が激しいもの | すでに合皮がボロボロ(加水分解)している、大きな破れがあるなど。洗浄の衝撃でさらに悪化するため。 |
2. なぜ「ビンテージ品」は洗えないのか?
ナイキのエアマックスやジョーダンシリーズなどの古いモデルは注意が必要です。
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「加水分解」のリスク: ソールに使われる「ポリウレタン」は、湿気と反応して寿命を迎えます。
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見た目では判断不能: 外見が完璧でも、内部の劣化が進んでいることが多く、プロでも「洗ってみないとわからない」のが理由です。
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免責事項: お客様から「責任は追及しない」と、お申し出があればお受けできますが、ビンテージ品としての価値が無くなります。
3. 断られた時の「3つの選択肢」
もしお気に入りの一足を、どうしてもメンテナンスしたい場合は、以下の方法もご検討ください。
① スニ-カー専門の「レストアショップ」に頼む
一般的なクリーニング店ではなく、「スニーカーの修復(リペア・カスタム)」を専門とする職人に依頼します。
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メリット: 劣化したソールの貼り替え(再接着)や、色落ちした部分の塗り直し(リペイント)までセットで相談できます。
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費用: 1万円〜と高額になりますが、大切な一足を「復活」させたいならここ一択です。
② 「水を使わない」セルフケアに切り替える
水に浸けるのが危険な場合は、市販されている専用のクリーニングキットを使います。
③ 靴修理の専門店へ相談
クリーニングではなく「メンテナンス」として相談します。表面の汚れを落とし、保湿クリームなどでケアしてくれる場合があります。
大切な服を、長く着るために-ダウンウェア編-

お気に入りのダウンウェアを長く、ふんわりと保つためのお手入れは、「日々のケア」「正しい洗濯」「適切な保管」の3点がポイントになります。自宅で洗える高機能なダウン専用洗剤も増えていますが、失敗しないためのポイントを整理して解説します。
日常のお手入れと自宅での洗濯について
ダウンウェアの性能を保つには「ロフト(膨らみ)」を潰さないことが重要とされています。
皮脂汚れや湿気で羽毛が固まってしまうと、空気を含まなくなるためには、適切なクリーニングと適切な保管が必要です。
1. 日常のお手入れ:毎日のお手入れに次の3点を少し意識するだけで、ダウンの寿命を延ばすことができます。
- 風を通す時間を作る(陰干し) : 帰宅したら軽く振ってホコリを落とし、湿気を逃がすために数時間、風通しの良い場所に陰干ししてください。
- 襟元・袖口のスポット清掃 : 汚れやすい部分は、おしゃれ着用中性洗剤を薄めた液をタオルなどに含ませて硬く絞り、叩くように拭き取ります。放置すると黒ずみになり、落ちにくくなります。注意点としては拭き取った場所が輪ジミになる場合もあります。
- 防水スプレーの活用 : 購入直後や洗濯後に防水スプレーをしておくと、汚れの付着を防げます。輪ジミにならないか注意が必要。
2. 自宅で洗う方法(手洗い or 洗濯機):まずは洗濯表示(ケアラベル)を必ず確認してください。「水洗い不可」マークがあるもの、レザー・ファー付きのものはプロに任せましょう。

- 手洗いの手順(推奨) : ダウンは浮きやすいため、手洗いが最も失敗しにくい方法です。
- 洗剤の準備 : ダウン専用洗剤、またはおしゃれ着用中性洗剤を用意します。
- 押し洗い : 浴槽や大きめの桶にぬるま湯(30℃以下)を張り、洗剤を溶かして、畳んだダウンをゆっくりと「沈める・浮かす」を20〜30回繰り返します。
- すすぎ : 水を入れ替えながら、泡が出なくなるまでしっかりすすぎます。
- 脱水 : 洗濯機に入れ、「1分以内」の短い脱水を数回繰り返します。
- 洗濯機を使う場合 : ファスナーやボタンをすべて閉じ、ネットに入れます。「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流を選択してください。
3. 「ふんわり」仕上げる乾燥のコツ:ダウンの仕上げは「乾燥」で決まります。
- 陰干し : 形を整え、厚みのあるハンガーにかけて風通しの良い場所で干します。
- 途中でほぐす : 表面が乾いてきたら、中の羽毛をほぐすように軽く叩いたり、振ったりして空気を含ませます。
- 仕上げの乾燥機 : 完全に乾いた後、低温設定の乾燥機に10分ほどかけると、羽毛が立ち上がりフカフカになります。※洗濯表示でタンブル乾燥禁止の場合は避けてください。
4. シーズンオフの保管方法
- クリーニングの包装は外す : 包装のビニール袋のままだと湿気がこもり、カビの原因になります。不織布のカバーに掛け替えましょう。
- 圧縮袋はNG : 長期間圧縮すると、中の羽毛が折れたり復元力が低下したりします。
- ゆとりを持って吊るす : クローゼットに詰め込みすぎず、厚みのあるハンガーで保管してください。
シーズン終わりには必ずクリーニング
ダウン内部には、目に見えない汗・皮脂・湿気が蓄積しています。これらは時間の経過とともに、羽毛の絡まり(膨らみの低下)カビや臭い撥水性の低下といった変化を引き起こすため、シーズン終了時のクリーニングが最も重要となり、必ず必要になります。
「汚れていないように見える」ことと「状態が良い」ことは別問題。ここを区別できるかどうかが、ダウンウェアの寿命に直結していきます。
1.家庭洗濯とクリーニング店との違い
ダウンジャケットを自宅で洗うかクリーニングに出すかの大きな違いは、「コスト・手軽さ」と「仕上がりの復元力・安全性」のバランスにあります。
※家庭洗濯とクリーニング店に出す場合とを比較表にしてみました
| 項目 | 自宅で洗う(セルフ) | クリーニング店(プロ) |
| 費用 | 数十円〜数百円(洗剤代のみ安上がり) | 2,000円〜15,000円前後 |
| 仕上がり |
羽毛の偏りや、ふんわり感不足のリスクあり ※再現性が低い |
ふっくらとボリュームが復活する ※再現性が高い |
| 汚れ落ち | 水洗いなので汗や皮脂などの汚れが落とせる |
時間の経った皮脂汚れやシミの除去 プロによる特殊洗浄が可能 |
| リスク | 乾燥不足による臭い、中の羽毛のダマ化 | 水洗いでなくドライクリーニングで洗う場合がある |
| 所要時間 | 1日〜3日(乾燥に時間がかかる) | 1週間〜2週間程度 |
「家庭で洗えるダウン」が増えたことで、家庭での洗濯を選ぶ人もいます。しかし、洗濯表示の「水洗い可」でも「推奨」ではありません。
表示は洗濯できるというだけであり、仕上がりの品質を保証するものではないという点を理解しておく必要があります。
2.家庭で洗う場合のポイント
最近のダウンは自宅で洗えるものも増えていますが、「洗い」よりも「乾燥」が重要です。
- 外側が乾いていても内部は湿ったまま
- 羽毛が一度絡まると復元が難しい
- 生地や縫製への負荷は想像以上に大きい
これらは実際に自宅での洗濯した場合に多く寄せられたケースです。
この中でも「内部が乾ききったかどうか」は目視では判断しづらく、生乾きのまま収納するとカビ・臭いの原因になります。
3.プロのクリーニングに出す場合のポイント
では、プロのクリーニング店との違いを一言で言うなら、「ダウンが無理をしない条件を整える」ことにあります。
たとえば──
- 洗いの工程を、素材と状態に合わせて選択する
- 機械の容量管理を守り、羽毛の動きを妨げない
- 乾燥時に温度と時間を調整し、中まで乾燥しているかを確認する
- 羽毛の偏りを整える
- 全体の膨らみと風合いをチェックする
つまり──
※家庭洗濯は「できる・できない」ではなく、「仕上がりの再現性が低い」という点が大きなリスクです
※家庭洗濯とクリーニングとの違いを理解し、必要に応じてクリーニングに出すことで、ダウンの寿命は大きく伸びます
4.高級ダウンのお手入れが難しい理由とは?
高級ダウン(モンクレール、カナダグース、タトラスなど)は、素材・縫製・加工が緻密で、構造も複雑で、自宅での失敗は致命的です。
- 表地に独自の加工が施されている
- 羽毛の品質が高いほど繊細
- キルト構造の違いで乾燥の難易度が変わる
- ウール、シルク、レザーなどの場合
こうした理由から、通常コースでは想定されていないリスクが増えるため、より慎重な洗浄・乾燥工程を必要とします。高級ダウンこそ「どのコースを選ぶか」が、その後の寿命を決める大きな要素になります。
もし、自宅で洗ってしまい、ボリュームがなくなった場合でも、当店のクリーニングで復元できる可能性もありますので、一度ご相談ください。
大切な服を、長く着るために-学生服編-
1. 脱ぎっぱなしにしないこと
帰宅後に「脱ぎっぱなしにしない」ことが一番のメンテナンスです。
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太めのハンガーにかける
細い針金ハンガーは型崩れの原因になるために、ジャケットや学ランは肩に厚みのあるハンガーを使い、ボタンを1~2個留めて形を整えましょう。 -
ブラッシングでホコリを落とす
下から上へ毛を起こすように、次に上から下へ整えるようにブラッシングします。ホコリを放置すると生地が傷み、テカリの原因にもなります。 -
湿気を逃がす
一日着た学生服は汗を吸っています。クローゼットに直ぐしまわずに、数時間は風通しの良い部屋に吊るして湿気を飛ばしましょう。
2. 家庭での洗濯方法
最近の学生服の多くは家庭で洗えます。まずは洗濯表示ラベルをチェックしましょう。
| 手順 | ポイント |
| 準備 | 学ランなら「襟のカラー」と「ボタン」(取り外せる場合)を外します。ファスナーやホックは閉めます。 |
| ネットに入れる | 畳んでぴったりサイズの洗濯ネットに入れます。これにより摩擦と型崩れを防ぎます。 |
| 洗剤 | 使用するのは「おしゃれ着用中性洗剤」がベストです。 |
| コース | 水流のやさしい「手洗いコース」や「ドライコース」を選びます。 |
| 脱水 | 「1分以内」の短時間に設定。脱水しすぎると深いシワになり、取れにくくなります。 |
干し方のコツ
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陰干し: 直射日光は色あせや生地を傷める原因になります。
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筒干し: ズボンやスカートは、ピンチハンガーを使って「筒状」に干すと風が通りやすく、早く乾きます。
3. よくあるトラブルの対処法
「テカリ」が出てきたら
お尻や膝など、摩擦で生地の繊維が寝てしまうとテカリが発生します。
- スチームアイロン:テカリ部分に当て布(または濡れタオル)を当て、スチームアイロンを浮かせながら当てて湿気を与え、繊維を立ち上がらせます。
シワが気になる
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お風呂場の蒸気: 入浴後のお風呂場に一晩吊るしておくだけで、軽いシワなら蒸気の力で綺麗に伸びます。翌朝、風通しの良い場所で陰干しして乾燥させてください。
襟元の黄ばみ(シャツ・ブラウス)
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部分汚れ用洗剤: 洗濯機に入れる前に、襟汚れに部分汚れ用洗剤(または固形石鹸)をつけて、ブラシなどで軽くこすり洗いすると皮脂汚れがよく落ちます。
4. シーズンオフの保管
長期休み(夏休みや衣替え)で長期間しまっておく場合:
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必ず仕舞い洗いする(シミがある場合はクリーニング): 目に見えない汚れが虫食いやカビ、黄ばみの原因になります。
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防虫剤・除湿剤: ウール混の場合は特に虫に食われやすいため、クローゼット用の防虫剤を忘れずに。
クリーニングに出した方がいい場合とは?

家庭での洗濯も可能ですが、クリーニング店に任せるべき「ベストなタイミング」がいくつかあります。制服を長持ちさせ、清潔に保つための目安をまとめました。
1. 定期的なタイミング(長期休み)
一番のおすすめは、学校が休みになる「衣替え・長期休暇」の時期です。毎日着る制服は、本人が思っている以上に汗や皮脂、排気ガスなどで汚れています。
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夏休み・冬休み・春休み: 2〜3ヶ月に一度の「リセット」として。
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クラブの休み: 数日しかないタイミングを利用してクリーニングする。
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衣替えの時期: 次のシーズンまで数ヶ月保管する前には必ず。汚れが残ったまま保管すると、カビ、虫食い、落ちない黄ばみの原因になります。
2. 素材や形状で判断する時
以下の場合は、家庭で洗うと失敗するリスクが高いため、プロに任せるのが安心です。
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素材にウール(毛)50%以上が含まれている: 家庭で洗うと縮みや、表面の風合いが変化しやすいです。
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「水洗い不可」のマークがある: 特殊な芯地や裏地が使われていることがあり、水に濡らすと型崩れして元に戻らなくなります。
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プリーツ(ヒダ)が取れている: スカートのヒダやズボンのセンターラインを、家庭のアイロンで綺麗に復活させるのは至難の業です。
3. 特定の汚れや染み、お悩みがある時
家庭の洗濯機では落ちなかった汚れや染みには、クリーニング店でのオプションが有効です。
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油溶性の汚れがついた: 油の入った食べこぼし、油性ペンの跡、排気ガスの黒ずみなどは「ドライクリーニング」が得意とする汚れです。
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汗のニオイが取れない: 実は通常のドライクリーニングは「油」は落とせますが「汗」「汗のニオイ」は落としにくいです。オプションの「さらさらドライ(ドライで水溶性汚れを落とします)」が有効です。
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汗でゴワゴワになっている:「汗」が原因で、硬くゴワゴワになった場合は「さらさらドライ」でも除去しきれません。クリーニング店の「ダブルクリーニング(ドライとウェットの2度洗い)」を指定すると、驚くほどスッキリします。
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全体的にくたびれてきた: プロのプレス仕上げ(プレス機やアイロン掛け)は、家庭用とは温度も圧力も違います。ビシッとした「新品のようなハリ」が戻ります。
⚠️ クリーニングに出す際のチェックリスト
クリーニングに出す前に、これだけは確認しておきましょう。
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ポケットの中身: 意外と忘れ物(ハンカチ、ティッシュ、ワイヤレスイヤホン、手紙など)が多いです。
- 名札などの外し忘れ: 上衣につけている「名札」「校章」「クラス章」や学ランの「カラー」「金ボタン」など外せるものは外しておきましょう。
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ボタン・ほつれの確認: ボタンが取れかかっていたら、紛失防止のために外しておくか、お店に伝えましょう(修理も承ります)。
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シミの場所を伝える: 「いつ・何の汚れがついたか」を伝えると、シミ抜きの成功率が上がります。
染み抜きをする場合は?

学生服につきものの「シミ」。シミ抜きは「時間との勝負」と「こすらないこと」が鉄則です。
お家でできる応急処置と、汚れの種類別の落とし方、またはプロに任せるのがいい場合などをまとめました。
1. シミ抜きの「黄金ルール」
どんな汚れでも、まずこの3つを守ってください。
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こすらない: 汚れを広げ、生地の奥に押し込んでしまいます。「トントンと叩き出す」のが基本です。
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裏側に乾いたタオルを敷く: 汚れを下のタオルに移していくイメージで行います。
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目立たない場所でテスト: 色落ちしないか、裏の裾などで確認してから始めましょう。
2. 【種類別】シミの落とし方
学生生活でよくある汚れに絞って解説します。範囲が広かったり不安な場合はクリーニング店に任せましょう。
| 汚れの種類 | 使うもの | 落とし方のコツ |
| 食べこぼし(油分) | 食器用洗剤 | 汚れの裏にタオルを当て、洗剤をつけた布や歯ブラシで外側から内側へ叩きます。 |
| 水性ボールペン | 中性洗剤 | 裏にタオルを当て、洗剤を含ませた布で叩き出します。 |
| 油性ボールペン | 除光液 または 消毒用アルコール | ※生地を傷める可能性があるため注意。 揮発性が高いので、手早く叩いて下のタオルに色を移します。 |
| 血液(鼻血など) | 水(中性洗剤や液体漂白剤) | 血液はお湯だと固まるので、必ず水を使います。水洗い出来ないものや時間が経ったものはクリーニングへ。 |
| 泥汚れ | 完全に乾かしてから | 濡れている時に拭くのは厳禁。乾かして泥を叩き落とし、残った汚れを洗剤で洗います。 |
お家でのシミを落とす一例を紹介していますが、あくまで自己責任となります。しっかり調べてから取り掛かりましょう。
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洗濯表示の確認: 「水洗い不可」の場合は、お家での洗濯はできません。
- ボールペンのインクの種類: ボールペンインクには、水性・油性・ゲルインクなどの種類があり、インクの種類に応じた処理をしないと除去出来なくなります。
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多数シミがある: 何種類かのシミがあったり、絵の具やペンキなどは何もせずにクリーニング店に依頼してください。
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やっぱり取れない: 「お家でどのような処理をしたのか」を伝えると、シミ抜きの成功率が上がります。

3. 最難関「墨汁(習字)」のシミ
墨汁は「粒子」「樹脂」が繊維の奥に入り込むため、クリーニング店でも難しいシミ抜きになりますので、家庭で完全に落とすのは困難だと考えてください。
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まず家庭では墨汁は落とせないと考えたほうがいいです。
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ネットでも方法は、色々出てきますがどのケースにでも当てはまるわけではありません。
- どうしても取る必要がある場合には、クリーニング店へ依頼しましょう。

4. クリーニング店に任せるべきサイン
以下のような場合は、無理をせず何も触らずプロに任せましょう。
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範囲が広い: 自分でやると、その部分だけ色抜け(輪ジミ)になるリスクがあります。
- 複数のシミがある:家庭では1種類でも困難ですので、複数シミがある場合は無理をせずにプロに任せましょう。
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時間が経った黄ばみ: シャツやブラウスの汗などが酸化して黄変している場合には、プロの漂白処理が必要です。
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高級な素材(ウール100%など): 生地を傷めてしまうと修復不可能です。
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ネット記事に頼りすぎない: 記事や動画などでは、キレイになっても、同じようにできるとは限りません。過度な期待はやめましょう。

大切な服を、長く着るために-ワイシャツ編-

ワイシャツのお手入れにおいて、「お家洗い」と「クリーニング店」ではそれぞれでメリット・デメリットがあります。
「コストと持っていく手間」を優先するならお家洗い、「汚れ落ちと仕上がりの美しさ」を優先するならクリーニング店がおすすめです。
お家でのケアとクリーニング店との違い
1. 汚れ落ち:温度と水量の差
| 項目 | お家洗い | 一般のクリーニング店 | きむら宝クリーニング |
| 水温 | 常温(水道水) | 50℃〜60℃の温水 | 40℃の温水(縮み軽減のため) |
| 汚れ落ち | 表面的な汚れは落ちるが、皮脂は残りやすい | 頑固な襟・袖の黄ばみまで落ちやすい | 頑固な皮脂・黒ずみまで落とします |
| 漂白 | 状況によって市販の漂白剤を利用 | 毎回洗うたびに漂白剤を使用 | 低温活性用の漂白剤を毎回使用 |
| すすぎ | 一回が主流となりつつある | 大量の水で2~3回 | 大量の水で2回(すすぎ性の高い洗剤のため) |
クリーニング店では温水を使って洗うため、脂分である「皮脂汚れ」を溶かし出す力が圧倒的に高いです。自宅では落ちにくい「蓄積した黄ばみ」も、プロの専用洗剤と温水洗浄ならスッキリ落ちます。また、常温で使用するカス家庭用漂白剤と違い、プロは漂白剤を温水で使用するので漂白力の差が歴然です。
また、1回濯ぎの液体洗剤が主流となっていますが、プロは大量の水で2回以上濯いでから、糊付けというのがスタンダードとなっています。お家洗いの1回濯ぎでは、汚れが流しきれず生地に残り黒ずんだり、くすんだりする原因となります。
2. 仕上がり:プレスの技術
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お家洗い: 家庭用アイロンでは、どうしても襟や袖口に細かいシワが残りがちです。
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クリーニング店: 濡れた状態でワイシャツ専用「プレス機」にセットし、一気に高温・高圧で形を整えます。襟元がビシッと立ち、新品のような立体的なシルエットに仕上がります。

専用プレス機で一気に高圧力をかけて乾かす「濡れ掛け」と呼ばれる方法で全体を仕上げ、残ったシワを重量のあるアイロンで伸ばします。プレス機も襟とカフス専用、袖とボデイ専用と、それぞれ使い分けてプレスするので、お洗濯して干しておいたワイシャツを、霧吹きで濡らしアイロンで乾かしながらシワを伸ばして仕上げていくお家とは、1枚に掛かる時間の差が歴然です。
3. 生地へのダメージと寿命
ワイシャツの寿命は1~2年とされています。クリーニングに出すと生地が傷むというネット記事も見かけますが、当店を利用されている方の中には、何十年も着られている方も、多数おられますので、一括りにすることには、疑問が生じます。
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自宅洗い: 優しい水流で洗うため、汚れが蓄積しやすく、縦型だと生地同士が摩擦するので生地が傷みやすい
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クリーニング店: 高温洗浄と強力なプレスを繰り返すため、大量で処理するため、実はお家洗いよりも生地やボタンの消耗が早い傾向にあります。特に高級な貝ボタンなどは割れるリスクがわずかにあります。
- きむら宝クリーニング: 低温用洗剤とドラム回転数を下げることでの汚れ落ちを追求し、少量で洗浄するため生地の傷みも防ぎます。色冴えがアップし、ワイシャツの寿命を延ばします。
4. 手間とコスト
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お家洗い: 1枚あたり数円〜数十円。ただし、洗う・干す・アイロンをかけるという手間(1枚15分〜30分程度)がかかります。
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クリーニング店: 1枚200円〜400円程度。出して取りに行く手間はありますが、家事の時間は大幅に節約できます。
どっちが正解?賢い使い分けのヒント
最近のトレンドとしては、ハイブリッド運用が最も効率的と言われています。
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普段(週4日):自宅で「形状安定シャツ」を洗う
最近のノンアイロンシャツは非常に高性能です。ネットに入れて洗い、脱水を短め(1分以内)にして干せば、ノーアイロンでも十分綺麗に着られます。
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ときどき(月1回・仕舞い洗い):クリーニング店へ出す
お家洗いで落としきれなかった蓄積汚れをリセットするために、数回に一度はプロに任せます。
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勝負の日(笑):クリーニング店へ出す
大事な商談や結婚式など、ビシッとした「糊(のり)の効いたシャツ」が必要な時はプロの仕上げが一番です。
⚠️ 注意点:お家でプロの仕上がりに近づけるコツは?
お家で洗う際に、襟や袖に「襟・袖汚れ用の部分洗い洗剤」を塗ってから洗濯機に入れ、干す時に「肩に厚みのあるハンガー」を使うだけで、シワの入り方が劇的に変わります。
クリーニング店へ出すメリット
ワイシャツをクリーニングに出すメリットは、単に「家事が楽になる」というだけでなく、「清潔感の維持」「シャツの寿命管理」「時間の創出」という3つの大きな価値があります。
自宅ケアと比較した際の、具体的なメリットを詳しく解説します。
1. 圧倒的な「清潔感」と「立体感」
第一印象を左右する「襟元の美しさ」は、お家では出せないプロのプレス機ならではの仕上がりです。
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襟とカフスのシャープさ: 家庭用アイロンでは難しい「糊(のり)付け」と「高圧プレス」により、襟がビシッと立ちます。ネクタイを締めた時のVゾーンの決まり方が格段に変わります。
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シワひとつない表面: 濡れた状態で100度以上の熱をかけながらプレスするため、繊維の芯からシワが伸び、光沢感さえ生まれます。さらにシワが残れば、アイロンで手直しをします。
2. 温水洗浄による「黄ばみ・ニオイ」の根本解決
家庭の洗濯機とクリーニング店の最大の差は洗う時の「水の温度」です。
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40℃の温水パワー: 人の皮脂(あぶら)は体温より高い温度でないと溶け出しません。プロは常に温水で洗うため、数ヶ月後に現れる「蓄積した黄ばみ」を未然に防ぎます。
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除菌・消臭効果: 温水洗浄と高温プレス、漂白剤を使用することにより、雑菌の繁殖を抑えます。生乾き臭のような不快なニオイの心配がほぼゼロになります。
3. 「時間」と「精神的ゆとり」の創出
ワイシャツのアイロンがけは、家事の中でも特に難易度が高く、時間と手間のがかかる作業です。
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タイムパフォーマンス: 1枚のアイロンがけに15分かかるとすると、週5枚で75分。1ヶ月で約5時間もの時間を生み出せます。
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ストレスの軽減: 「明日着るシャツがない」「アイロンをかけなきゃ」という心理的なプレッシャーから解放されます。
4. 販売されているワイシャツの特徴
ワイシャツは、既製品ならスーパーや量販店、百貨店などで購入することが出来ます。
- ワイシャツの値段: 1枚あたり1000円~1万円以上するものまで、手頃なものから高品質なものまで様々です。
- 素材の特徴: 手頃な価格帯のものはポリエステルの混紡率が高く、値段と比例して綿の混紡率が高くなっていきます。
- 機能性: 形態安定加工や「動きやすい」ストレッチやジャージタイプがありますが、汚れやシミが蓄積すると取れにくいといった特徴もあります。
- 品質重視: 高品質な素材や縫製、デザイン性の高いボタン、オーダーメイド、日本製など機能性よりこだわりを重視しています。
高品質なものは、高価格となるためワイシャツを大切に長く着続けたい方には、クリーニング店の利用を推奨します。
4. 糊(のり)は身体にやさしい天然のリ
ビシッとした着心地を選べるのもクリーニング店ならでは。
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天然のリ: 100%天然成分の糊になりますので、肌触りも優しく化学糊の様に硬くなりません。
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抗菌剤効果:抗菌効果により気になる臭いの発生を防ぎます【第三者機関によるエビデンス】
5. 異変の早期発見とプロの対応
クリーニング店の検品作業は、シャツのメンテナンスも兼ねています。
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ボタン・生地の破損チェック: ボタンが割れていないか、袖や脇に破れがないか検品します。ボタンが外れていれば一個まで無料で付けさせていただきます。
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特殊な染み抜き: ボールペンやワインのシミなど、家庭ではお手上げの汚れも、その場で相談や対応が可能です。
メリットを最大化する「出し方」のコツ
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「たたみ」か「ハンガー」か選ぶ:すぐに着るならハンガー仕上げ(シワにならない)、出張や収納スペースが狭いならたたみ仕上げが便利です。
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衿の黄ばみ取り:洗わずに放置しておいたり、お家洗いで蓄積して目立ってきた衿の黄ばみを、プロの技術で蘇らせます(追加料金 : 2200円)
⚠️コストパフォーマンスの考え方
最近は1枚200円前後のお店も多いです。スタバのコーヒー1杯分くらいの金額で「2〜3枚のシャツを完璧に仕上げ、1時間の自由時間を買う」と考えれば、非常に投資価値の高いサービスと言えるのではないでしょうか。
大切な服を、長く着るために-ニット編 part.2-

クリーニング店へ依頼する場合のポイント
クリーニングに出すべき「判断基準」
すべてのニットがクリーニング店へというわけではありませんが、以下のような場合はプロにまかせた方が安心です。
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水洗い不可マークがある: 「家庭での洗濯禁止」マークがあるものは、自宅で洗うと高確率で縮んだり、フェルトのように固まったりします。

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カシミヤ・アンゴラ・シルク: これら繊細な天然素材は、「手洗い可」であっても、プロによる「ドライクリーニング」が最も風合いを損ないません。
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落ちないシミや汚れがある: 食べこぼしや化粧品の汚れは、時間が経つと落ちにくくなるため、早めに相談しましょう。

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シーズン終わりの「仕舞い洗い」: 長期間保管する前は、見えない汗や皮脂を落とし切るためにプロの手を借りるのがベストです。
知っておきたい「クリーニングの種類」
ニットを洗う場合のクリーニング店での「クリーニング方法」になります。クリーニング店によって異なりますが、当店ではウール・カシミヤ・シルク素材はドライクリーニング、綿・麻・アクリルは水洗いが基本となります。
- ドライクリーニング : 水を使わず、石油系の有機溶剤で洗います。型崩れや縮みを防ぎながら、皮脂や油汚れを落とすのが得意です。
- ウエットクリーニング : プロの技術で「水洗い不可」の品物をあえて「特殊洗剤」で水洗いする方法です。ドライでは落ちにくい「汗によるゴワつき、臭い」をスッキリ落としたい時におすすめです。

クリーニングに出す時に伝えるべき「ひとこと」
受付で以下のことを伝えておくと、トラブルを未然に防げます。
- シミの場所と原因: 「いつ、何がついたか」を伝えて、シミ抜きを依頼してください。
- ホツレや穴あき: 事前に伝えておくことで、クリーニング中の悪化を防げます(リフォームも承ります)
- 仕上りに関して: 「汗が気になる」「毛玉が気になる」など気になっていることを伝えておく、適切なコースをすすめてくれます。
クリーニングから戻ってきたら
クリーニングから戻ってきた後、そのままクローゼットに入れるのはNGです。以下の点に注意して保管しましょう。
- 包装カバーはすぐに外す:カバーは運搬用のホコリよけです。被せたままだと通気性も悪く、湿気が溜まってカビや変色の原因になります。
- 陰干しして風を通す:カバーを外した後に、気になる方は、数時間は風通しの良い場所に置いて置きましょう。
- デザインに合わせて収納:吊って収納する場合にはニット用ハンガーなどを利用し、重みで伸びる場合があるものは、たたんで収納をおすすめします。
- 防虫剤の利用:ウール・カシミヤ・シルクなどは虫が好みますので、適切な防虫剤のご利用をおすすめします(防虫加工もおすすめします)
クリーニング店での作業内容とは
1. 洗浄前の検品と採寸
プロの仕事は、洗う前から始まっています。
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状態チェック: ほつれ、虫食い、ボタンの緩み、依頼されたシミの箇所を細かく確認します。
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採寸: ウェットクリーニング(特殊水洗い)を行う場合は、洗う前に着丈や袖丈のサイズを計測します。万が一、洗浄後に縮みが出ても、仕上げの段階で元のサイズに正確に復元するためです。
2. 洗浄:汚れに合わせた2つの洗浄方法
ニットの素材や汚れの種類(油性か水性か)によって、洗い方を使い分けます。
① ドライクリーニング(基本の洗浄)
「水」は使わずに「石油系などの有機溶剤」で洗う方法です。
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メリット: 繊維が膨らまないため、ウールやカシミヤの風合いに変化が少ないのが最大の特徴です。皮脂汚れやファンデーションなどの油溶性の汚れを落とすのが得意です。
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こだわり: デリケートなニットは専用ネットに入れ、溶剤の温度や洗濯機の回転数を厳密に管理して、繊維への摩擦を最小限に抑えます。カシミヤ・シルクなどの高級素材には加工剤を別に入れます。
② ウェットクリーニング(プロの特殊水洗い)
洗濯表示が「水洗い不可」のものでも、汗などの水溶性汚れを取るためにあえて「水」と「特殊洗剤」で洗う高度な技術です。
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メリット: ドライでは落ちにくい「汗や飲食汚れなどの成分」をしっかり除去し、シミ汚れやニオイを解消します。
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こだわり: 縮み・色落ちを防ぐ特殊な「ウェットクリーニング専用洗剤」を使用し、仕上に風合い重視のシリコン入り加工剤やニット用の復元加工剤を用います。
3. 乾燥:繊維にストレスを与えない
家庭の乾燥機でタオルなどの様に熱風でぐるぐる回すことはしません。
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静止乾燥: 形を整えた状態で、「自然乾燥」「低温乾燥」を組み合わせます。これにより、型崩れや摩擦による毛羽立ちを防ぎます。
4. 仕上げ:蒸気の力で「形」と「風合い」を復元
クリーニング店でニットが見違えるほど綺麗になる最大の理由は、この「蒸気(スチーム)」にあります。
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スチーム仕上げ: 業務用プレス機で強力なスチームを下から吹き上げ、繊維の奥まで蒸気を送り込んで編み目をふっくらとさせます。
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ブロー仕上げ: ボックス型の仕上機で、内側から温風と蒸気を送り込んで、立体的なシルエットに整えます。
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毛玉・毛ゴミ取り: 専用のブラシや毛玉取り機で整えます。

⚠️ 「さらさらドライ(汗抜き加工)」はしたほうがいい?
夏場はもちろん、冬も暖房や厚着で夏場よりも汗の成分が濃いと言われています。シーズン終わりに仕舞い洗いする際は、「さらさらドライ(汗抜き加工)」を追加すると、翌シーズンに黄色いシミや虫食いが発生するリスクを大幅に下げられます。


