【きむら宝ブログ】
当店は夏季休業中です。
きむら宝クリーニングは夏季休業中でごさいます。
8月19日(月曜)から通常営業いたします。
毎年休み明けに多い、ご依頼なのですが、
お休みの間に、シミが付いたんだけど、夏季休業中だったし自分で処理してみたけど
やっぱり駄目だったからお願いね(^^♪
とお見えになられる方がいらっしゃいます。
ご不便をお掛けしており、大変申し訳ございません。
そこで、もしシミが付いた場合の対処方法です。
と言いたいところですが、
とっさにやってしまう、出来れば好ましくない方法です。
- 外食中だったらオシボリで拭き取る ×濡れてさらに繊維に入り込みます
- 水かお湯で濡らして拭き取る ×水分がさらに輪じみとなり拡がります
- お家で部分洗い洗剤をつけて洗濯する ×落ちない部分が残る可能性大
- 取れないので固形せっけんで擦る ×もっと繊維に固着します
- 揉んだり擦ったりしてみる ×もっともっと繊維に固着します
- 漂白剤につけてみる ×シミが化学変化する場合有り
- 市販の万能シミ抜き剤を使う ×そんなのがあれば使いたい笑
代表的なものだと、
このくらいでしょうか。
もし取れなくても諦めがつくお洋服だったらいいのですが、
洗濯表示ラベルが家庭洗濯できない場合や、
ドライクリーニングしてよって、お洋服だったり
シルクや麻だったり、色が濃いものだったり、
見た目は取れてても、
よく見ると擦って白けてる場合や
脱色している場合は、
厳密には、もう元には戻りません。
もし、お気に入りのお洋服で諦めがつかないお洋服なら、
シミの部分をティシュなど乾いたもので、かるく拭き取るだけにして
何も触らない状態で、お持ち下さる様にお願いいたします。
後悔する前に、触らずにグッと我慢することをお願いします。
お下がり服のネーム消せます!
4月からは、新入園や新入学などお子様の新生活のスタートですね。
入園・入学準備として、上のお子様やお知り合いの方から制服のお下がりを
もらったりする場合がありますが、
お子様の名前をネーム欄へ名前を記入する際に、もともと書いてある名前を
二重線で消して油性ペンで書いたり、ネームテープを上から貼ったりする場合が
あると思いますが、なかなか見た目がスッキリしませんよね?
うちも、お下がりの制服をもらった時は油性ペンで書いてある名前を
二重線で消してから、線の上に小さい字で子供の名前を書いてました。
2番目の子供が中学生になり、お兄ちゃんのお下がりの上着のネーム欄に
名前を書こうとしたときに、ハタと気付いたんです。
「そうや名前のとこシミ抜きしたらええやん!」
キレイになったネーム欄に名前を書けたので、お下がりの上衣ですけど
最初から、その子の物みたいになって、お下がり感が薄れました。
もし、キレイなネーム欄にお子様の名前を書きたいという方は、
ネーム欄をシミ抜きで、スッキリできますよ!
ネーム消しのシミ抜き料金は、クリーニング料金+220円です。
シミ抜き剤・溶剤を使用するためクリーニングは必須となります。
※洗濯表示ラベル内にネーム欄がある場合は、
洗濯絵表示も消える可能性もありますのでご了承下さい。
フリマサイトで購入された衣類
スマホで手軽に服を購入できるフリマアプリが普及したことで、
欲しかった服や探していた服が、お安く手に入ることで利用されている方は多いのではないでしょうか。
そうしたフリマアプリで購入した衣類を当店へ持ち込まれたお客様からの多いご相談をいくつかあげてみます。
- 数回着ただけと書いていたので購入されたシャツ
→実際には、衿やワキ、背中に汗が原因による黄ばみがあった - 何年も着用せずに収納していたTシャツ
→全体が黒ずんでいて背中は黄ばんでいた - シミも汚れも無いと書いていたブラウス
→目立つシミが数か所もあった - 出品写真を確認した時はシミなど無かった
→実際の商品をよく見たら飲み物が飛散したシミが広範囲にあった
出品写真では事前に見えなかったり、汚れやシミも無いと書かれていても、
実際届いたらシミ抜きをクリーニング店で依頼しないと着られない商品も出品されているようです。
また、お洗濯で使っていた洗剤や柔軟剤の香りが強く残っている場合などもございます。
シミ抜きをすると想定外の余分な出費となり、お安く買えてたとしても本末転倒になります。
特に白っぽい衣類は、より注意が必要ですね。
より注意深く出品された写真を確認するか、問合せする事が大切になってくるのではないでしょうか。
シミ抜きを依頼される事が増えました。 その3
新聞のテレビ欄を見ていると
「お家で簡単にできるしみ抜き」や
「醤油、カレーの汚れが!」などの
コーナータイトルをを発見する事があります。
そういった番組で、使われるシミのついた衣類は、
たいがいが白いTシャツで、
タオルを下に敷いて、その時々で色々なものを
使ってトントンするあれですね。
ここでお伝えしたいのは、テレビでしみを抜いておられるのは
プロの「しみ抜きの達人」と呼ばれている方々なんです。
ひとつの方法がダメだったら次の方法を試す。
それがダメだったら、その次の方法という風に
技をたくさん持っている方々です。
もし、みなさんが番組を見て、
同じようにしみ抜きしても、上手くいく場合も
あるでしょうが、そうじゃない場合の方が多いのでは
ないでしょうか?
クリーニング店に、しみ抜きに出されるのは、
白いTシャツばかりではありません。
むしろ、そうだとやりやすいんですが 笑
色の薄い濃いはもちろん、
素材もコットンだったり、ウールだったり、
シルクだったり。
洋服の種類もジャケットだったりスカートだったり
様々なんです。
そして経験がなければ難しいしみ抜きがほとんどです。
テレビ番組のコーナーで、取り上げられるのは
1種類の素材に付いた、1種類のシミのみですが、
それにだって、実際には何パターンもの方法があります。
つまり、家庭で同じように、1種類のしみに、何パターンもの
方法を試す事は、難しいということなんです。
あれやこれやしみ抜きグッズを買い揃えて、お家でしみ抜きをされるよりも
プロのクリーニング屋さんにまかせてみませんか。
シミ抜きをご依頼される事が増えました その2
ネットでシミ抜き方法を調べて、
ご自分で色々試したものの結局取れずに、
当店へ持ち込まれる事例がここ数年増えてきているのは
前回のブログで書きました。
お客様から、どんなものを使って、
自分でシミ抜きをされたのか、
お話を伺ってよく聞くのが
「漂白剤」です。
テレビCMの影響からか、漂白剤を万能な洗剤と
考えておられる方が多いことです。
プロのクリーニング屋さんが漂白剤を使うときは、
まず最初に使うわけでは無く、
シミの種類に応じた薬剤を使ってシミ抜きし、
それでも残ったシミに最終手段として使われます。
ご家庭でも 、汗じみが原因による
衿や脇の黄ばみを取るのには有効なのですが、
学生服に付くシミによく見られる
インク、絵の具、ペンキなどに
漂白剤は有効ではありません。
色のついたシミすべてに効果があるわけでは無いのです。
シミ部分に漂白剤を使って叩いたり揉んだりすると
クリーニング屋さんで簡単に取れたシミも
除去困難なシミと変化してしまいます。
「ほったら家事」で漬け置きをされても
効果のないシミには、クリーニング屋さんに
持ち込まれた時には除去困難となっています。
学生服にシミを付けて学校から帰ってこられたら
「何とかしたい!」気持ちも、よくわかるのですが
学生服、ブラウスなどを買い替えると高額になりますよね。
「クリーニングに出しとけばよかった」と後悔しない前に、
プロのクリーニング屋さんにまかせてみませんか。