【きむら宝ブログ】
香害(こうがい)について
「香害」とは、合成洗剤や柔軟剤、香水などに含まれる合成香料(化学物質)によって、不快感や健康への影響が生じることをいいます。残香性の高い製品の普及により、このようなにおいによる相談が増えており、特に柔軟仕上げ剤のにおいに関する相談が、消費生活センターや自治体で多くなっているそうです。
国も5省庁の連名で啓発ポスターを作っています。
当店でも、お客様からお預かりするお品物に、ご家庭でお洗濯されていた際に使われている柔軟剤の香りが強く残っているものが、近年増えてまいりました。汗のニオイが気になりやすい、トップスのポロシャツやTシャツなどは、特に多く使用されているように感じられます。
トップスは、水洗い対象のお品物がほとんどで、当店でも水洗いをしております。
当店の水洗いには、除菌消臭効果がある銀Ag+イオン水に、100%天然成分で作られた消臭剤を投入して洗い工程をし、仕上げ工程で抗菌防臭効果の高い仕上げ剤を投入しておりますが、強い香りの柔軟剤が使われていたお品物につていは、ほとんど香りが落としきれません。
落としきれないばかりか、お品物に染み込んでいる柔軟剤の香り成分が、他のお品物へニオイ移りする場合がありますので、強い香りの残っているお品物は、単品洗いもしくは別洗いするような対応をとらせていただいております。
やっぱクリーニングでしょ
ちゃんと毎回洗濯しているのに、衣類の衿元や袖口が
「黄ばんだ」経験はありませんか?
あの「黄ばみ」の原因は繊維の奥に残った
洗濯しても取れていない「皮脂」なんです。
洗剤を使って、洗濯しても汚れの2割ほどが、
繊維の中に残り、さらに着用と洗濯を繰り返し、
繊維の奥に、どんどん蓄積していきます。
それが酸化して「黄ばみ」となるのです。
仕舞い洗いにクリーニングに出すことで、
繊維の奥の「皮脂汚れ」をすっきり落とし
大切なお洋服の「黄ばみ予防」となります。
ブラウスやTシャツ、ポロシャツなどは
皮脂汚れがたまりやすいので、
クリーニングをおすすめします。
※黄ばんでしまった衣類はクリーニングだけでは
落ちません。衿漂白や特殊シミ抜きとなります。
秋の衣替えにはダブルコースがおすすめです
9月中旬に入り、連日のように猛暑日が続いた夏もようやく終わりを見せ始め過ごしやすい秋がやってまいります。
夏の暑い時期に汗をかいた衣類は、お手入れを間違うと「黄ばみ」「におい」「カビ」などトラブルの原因となります。
普段はお家で洗っている夏物衣料も仕舞い洗いにはクリーニングされることをおすすめします。
夏季休暇中です!
シミ抜きを依頼される事が増えました。 その3
新聞のテレビ欄を見ていると
「お家で簡単にできるしみ抜き」や
「醤油、カレーの汚れが!」などの
コーナータイトルをを発見する事があります。
そういった番組で、使われるシミのついた衣類は、
たいがいが白いTシャツで、
タオルを下に敷いて、その時々で色々なものを
使ってトントンするあれですね。
ここでお伝えしたいのは、テレビでしみを抜いておられるのは
プロの「しみ抜きの達人」と呼ばれている方々なんです。
ひとつの方法がダメだったら次の方法を試す。
それがダメだったら、その次の方法という風に
技をたくさん持っている方々です。
もし、みなさんが番組を見て、
同じようにしみ抜きしても、上手くいく場合も
あるでしょうが、そうじゃない場合の方が多いのでは
ないでしょうか?
クリーニング店に、しみ抜きに出されるのは、
白いTシャツばかりではありません。
むしろ、そうだとやりやすいんですが 笑
色の薄い濃いはもちろん、
素材もコットンだったり、ウールだったり、
シルクだったり。
洋服の種類もジャケットだったりスカートだったり
様々なんです。
そして経験がなければ難しいしみ抜きがほとんどです。
テレビ番組のコーナーで、取り上げられるのは
1種類の素材に付いた、1種類のシミのみですが、
それにだって、実際には何パターンもの方法があります。
つまり、家庭で同じように、1種類のしみに、何パターンもの
方法を試す事は、難しいということなんです。
あれやこれやしみ抜きグッズを買い揃えて、お家でしみ抜きをされるよりも
プロのクリーニング屋さんにまかせてみませんか。