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大切な服を、長く着るために-マフラー編-
マフラーはコート以上に肌(首元)に直接触れるため、実はコートよりも汚れ(皮脂・汗・メイク・排気ガス)が蓄積しやすいアイテムです。
カシミヤのマフラーを想定して、お手入れとクリーニングのポイントをまとめました。
1. クリーニングに出す頻度
基本は「シーズン終わりに1回」でOKですが、汚れ具合によっては例外があります。
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シーズン終了時(必須): 首元の皮脂やメイク汚れは、放置すると翌年に「落ちない黄ばみ」や「変色」に変わります。必ず「しまい洗い」に出しましょう。
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シーズン途中: 「週に5日以上使う」「ファンデーションがべったりついた」「飲み物をこぼした」という場合は、シーズン中であっても一度クリーニングに出すのが無難です。
2. 日々のセルフメンテナンス
マフラーを「クタクタ」にさせないための3ステップです。
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「首の汗」を飛ばす:
帰宅後すぐにしまわず、ハンガーなどにふんわり掛けて1〜2時間は室内に干し、体温と湿気を逃がしましょう。
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ブラッシング:
コートと同様、馬毛ブラシで優しくブラッシングしてください。マフラーは摩擦が多く、毛玉(ピリング)ができやすいので、毛並みを整えるだけで寿命が劇的に伸びます。
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同じものを毎日使わない:
お気に入りでも「中1日」は休ませてください。繊維の弾力が回復し、ふんわり感が持続します。

3. クリーニング店への依頼方法
マフラーは小さいですが、技術の差が出やすいアイテムです。
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「カシミヤ」であることを強調: コートと同じく、風合いを損なわない「カシミヤ素材」として扱ってもらいましょう。
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シミの申告: 「ファンデーション」「口紅」「食べこぼし」など、汚れの種類を伝えて、シミ抜きを依頼しましょう。
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オプションで防虫加工をつける: カシミヤは虫に取って美味しい素材ですので、防虫加工をするのがおすすめです。

4. 自宅でも洗える?
カシミヤでも「手洗い可」の洗濯表示があれば自宅で洗えますが、水洗いでしか洗えないため風合いを失いたくないならプロに任せるのが一番です。
もし自宅で洗う場合は:
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おしゃれ着用洗剤(エマール等)を使い、30度以下のぬるま湯で「押し洗い」する。
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柔軟剤を少し入れると、カシミヤの柔らかさが戻ります。
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脱水は1分以内で。平干しネットの上で「平干し」が鉄則です(吊るすと伸びます)。

5. オフシーズンの保管方法
マフラーはコートと違い、「畳んで保管」が基本です。
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理由: ハンガーに長時間吊るすと、自重で縦に伸びてしまい、形が崩れるためです。
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収納術: クリーニングから戻ったら不織布に入れ、防虫剤と一緒に引き出しへ。上に重いものを乗せないようにすると、次のシーズンもふっくらした状態で使い始められます。
