2026-02-16 09:29:00

個人店とチェーン店って?【仕組み編】

AdobeStock_498407791.jpeg

これまで「技術」や「料金」の違いをお話ししてきましたが、そもそもビジネスの仕組み(裏側)が根本的に違います。一言で表現するなら、「その店で洗っているか、別の工場へ運んでいるか」の違いです。


1. 個人店(自家洗い店)とは?

「受付がある場所」=「洗濯機・アイロンがある場所」です。

  • 仕組み: 店主やその家族、職人さんが、お店の奥にある作業場で実際に洗って仕上げます。

  • 特徴:  預けたその場で「このシミは落ちるよ」「この生地はこう洗うね」と、プロの職人と直接話ができるのが最大の特徴です。

  1. 看板に「自家洗い」「クリーニング師の店」と書いてあることが多いです。

  2. 例えるなら:「街のこだわりレストラン」。シェフが直接注文を聞き、厨房で作って出してくれるイメージです。
27293329.png

2. チェーン店(取次店)とは?

「受付がある場所」=「ただの窓口」です。

  • 仕組み: 街で見かける店舗は、あくまで「服を預かり、渡すだけ」の場所です。預かった服は、1日に数回トラックで回収され、郊外にある巨大な集中工場へ運ばれます。

  • 特徴: * 受付にいるのはパートやアルバイトの方が中心で、マニュアルに沿って検品します(洗濯の専門知識はそこまで高くないことが多いです)。

  1. 工場では、何十店舗分もの服を効率よく、システマチックに処理します。

  2. 例えるなら:「ファストフードのレジ」。注文はレジで受けますが、調理(洗濯)は裏のシステム化されたラインで行われるイメージです。
977852.png

💡 見分け方のポイント

「どっちかな?」と迷ったときは、ここをチェックしてみてください。

  • お店の裏に服が吊るしてあるか?(個人店)

    お店の奥から機械や蒸気の音が出ていたり、アイロンの音が聞こえたりするのは、そこで作業をしている証拠です。「自家洗い」などの看板がある。

  • 「工場から届くのが○時なので…」と言うか?(チェーン店)

    仕上がり時間を聞くときに「集配に来る時間」を基準に話す場合は、工場へ出すチェーン店(取次店)です。「当日仕上げ・翌日仕上げ」などの看板がある。

23352553.png

まとめると

  • 個人店: 「顔が見える職人さん」にお願いするスタイル。

  • チェーン店: 「便利な窓口」を利用して、工場にお願いするスタイル。

これまで、個人店とチェーン店の「特徴」「技術」「料金」「仕組み」をお伝えしてきましたが、「どっちがいい」というよりかは、「職人さんに直接相談したい時(個人店)」、「安く済ませたいものは便利な窓口へ(チェーン店)」というように、用途で使い分けるといいのではないでしょうか。

最近は、チェーン店さんでも「店舗に工場が併設されているタイプ(ユニットショップ)」も増えていますが、基本的にはこの「現場で洗うか、工場へ送るか」が一番の違いだと覚えておくと分かりやすいです。