2025-12-16 09:30:00

お気に入りの服を長く大切に着るためにーファー(毛皮)編

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摩擦と熱に気をつけてください

  • スレて切れたり折れたりする
  • 熱で縮んだりする
  • 香水などが原因でシミになる

冬物のお洋服のデザインの一部としてファーを用いられことが好まれています。

衿や、フードや袖口、ポケット口の渕毛として、部分使いされていることが多いです。

その場合の多くが、ラビットの毛皮を使用しているのですが、やや耐久性が低いことがあります。

着用時には、摩擦によるスレや熱に、特に注意することが必要です。

特に袖口やポケット口の毛だと、着用時に触れることが多く切れたり折れたりしやすくなります。

それに熱にも弱く、暖房器具に近付きすぎると、毛が縮んでしまうこともあるので注意が必要です。

また、香水を使用される方は、衿にファーが使われている場合など、香水が直接付きますと、シミになり

においが浸み付き、艶を失くしたり、変色の原因となるので、直接かからない様に注意が必要です。

ヘアオイルやヘアカラーなどもシミとなった場合には、除去が難しくなります。

 

ホコリや汚れにも気をつけて

  • ホコリを吸収しやすい
  • 汚れが付いたら硬く絞ったタオルでふく
  • 優しくブラッシング
  • ドライヤーの使用は避ける

外出から帰った場合は、ファーを軽くたたいて、付着したホコリを落としましょう。

その際に、優しくブラッシングしてあげると、ホコリも落ちて毛並みも整います。

もし外出時に汚れが付いてしまったら、水をつけて硬く絞ったタオルで拭いて、

その後に乾いたタオルで水分をふきとるといいでしょう。

突然の雨などで濡れた場合にも、乾いたタオルなどで水分をふき取れば大丈夫です。

いずれの場合も、自然乾燥させてください。ドライヤーは熱による縮みの原因となるので

使用は避けてください。

もし汚れが気になる場合にはプロのクリーニングにお任せすることをお勧めします。

 

ファーをしまう時は

シーズを通して数回しか着用していない場合でも、ファーは見た目が汚れていなくても、

ホコリを吸っていることが多く、そのまま収納するのではなくブラッシングなど、自分で出来る

お手入れをすることをおすすめします。

どういった場所に来ていったのかも大切です。飲食時などは気付かないうちに汚れていることが多く

しまう前には汚れていないか点検することをおすすめします。

シーズン通して着る機会の多い、ダウンやコートに部分使いされている、取り外しの出来る

フードの渕毛や襟などは、シーズン後にファークリーニングされることをお勧めします。

また何年も洗ったことのない毛皮のコートなどは、虫食い被害などから防ぐためにも、

定期的にクリーニングでメンテナンスするのが、長く着る秘訣になります。

 

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