【シミの種類について】

シミには種類があるのをご存じですか?

シミの種類として、大きく「水溶性汚れ」「油溶性汚れ」「不溶性汚れ」の3つに分類されます。

一般的に、シミとは通常のクリーニングでは落としきれない汚れの事をいいます。

他にも、水溶性汚れと油溶性汚れが混ざり合った「混合汚れ」、色素が含まれた汚れもあります。

きむら宝クリーニングでは、通常のクリーニングでは落としきれないシミは、クリーニングとは別のサービスと考えており「シミ抜きコース」を設けさせていただいております。
病院で例えますと、通常のクリーニング=保険診療で、シミ抜き=自由診療だと言えます。

 

油溶性汚れとは

油溶性汚れとは、油に溶ける性質を持つ汚れのことです。
水では落ちにくく、油分を多く含むため、油や油分を分解する洗剤や溶剤(ドライクリーニング溶剤)を使って落とす必要があります。
油が含まれているため、家庭洗濯でも落ちにくい汚れになります。

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油溶性汚れの代表例
  • 食品……食用油、バター、チョコレートなど
  • 化粧品……ファンデーション、口紅、マニキュア、ヘアオイル
  • 調味料……ケチャップ、オリーブオイル
  • その他……機械油、排気ガス、ロウ

水溶性汚れとは

水溶性汚れとは、水に溶ける性質をもつ汚れの事です。
成分の多くが水分で構成されており、水に溶けやすく、油には溶けにくい性質の汚れの事です。
日々の生活でとても身近にある汚れで、水に溶けやすいため、家庭洗濯でも比較的落としやすい汚れです。

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水溶性汚れの代表例
  • 飲み物……ジュース、お茶、ワイン、コーヒー、お酒など
  • 食べ物……肉汁、果汁、スープ
  • 汗……皮脂や身体からの老廃物が含まれ、水に溶けやすい塩分や
       尿素などが成分
  • 調味料……食塩、砂糖、醤油やソースなど

不溶性汚れとは

不溶性汚れとは、水にも油にも溶けにくい性質の汚れの事です。
粒子が繊維の奥深くまで入り込むため、取り除くのが困難で、通常の洗濯では落としにくいのが特徴です。

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不溶性汚れの代表例
  • 泥はね、土や砂、スス、墨汁、サビなど

混合汚れとは

混合性汚れとは、油溶性汚れと水溶性汚れの両方の性質を持つ汚れのことです。
水洗いだけでは油分が残るために水と油の両方を落とす必要があります。
クリーニングではダブルコースを利用することで、きれいに落とすことができます。

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混合性汚れの代表例
  • ラーメンのスープ……スープの出汁などの水溶性成分と、背油などの油溶性成分
  • カレーやミートソース……油分と、スパイス、野菜などの水溶性の成分
  • ドレッシング……オイルの油分と、酢やレモン汁などの水溶性成分
  • マヨネーズ:油分と、卵や酢などの水溶性成分

色素汚れとは

色素汚れとは、油溶性汚れや水溶性汚れの中に色素を持つ汚れのことです。
繊維に浸み込みやすく時間が経つほど、除去が困難となります。
家庭洗濯では落とせないことがほとんどで、漂白剤を上手に使う必要があります。

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色素汚れの代表例
  • 飲み物……お茶、ワイン、コーヒー、紅茶
  • 食べ物……カレー、ミートソース
  • その他……プリンタインク、他の服からの色移り