衣類に付くさまざまなシミ

シミには、それぞれ異なる性質があります。

水に溶ける汚れ、油に溶ける汚れ、水にも油にも溶けにくい汚れなど、 シミの性質によって適した処理方法が変わります。

シミの種類を知ることが大切です

衣類に付く汚れは、大きく分けて 「水に溶ける汚れ」「油に溶ける汚れ」「水にも油にも溶けにくい汚れ」があります。

実際のシミには、複数の汚れが混ざっているものや、 色素が繊維に残るものもあります。

当店では、通常のクリーニングだけでは落としきれない部分的な汚れを、 別工程の「シミ抜きコース」として処理しています。

※同じ食べ物や飲み物でも、材料や成分によって汚れの性質が異なる場合があります。

油に溶ける汚れ 油溶性汚れ

油分を多く含み、水だけでは落としにくい汚れです。 油分に対応した洗剤や、ドライクリーニング用の溶剤を使って処理します。

主な例

  • 食用油、バター、チョコレート
  • ファンデーション、口紅、ヘアオイル
  • 機械油、排気ガス、ロウ
油に溶ける汚れの例

水に溶ける汚れ 水溶性汚れ

水に溶けやすい成分を含む汚れです。 家庭洗濯で落とせる場合もありますが、時間がたつと酸化や変色が進み、 落としにくくなることがあります。

主な例

  • ジュース、お茶、コーヒー、お酒
  • 果汁、スープ、砂糖、食塩
  • 汗に含まれる塩分や尿素など

※汗と一緒に付着する皮脂は、油分を含む汚れです。

水に溶ける汚れの例

水にも油にも溶けにくい汚れ 不溶性汚れ

水にも油にも溶けにくく、細かな粒が繊維の奥へ入り込む汚れです。 洗剤で溶かすだけではなく、繊維を傷めないように粒を取り除く処理が必要です。

主な例

  • 泥、土、砂
  • スス、墨汁
  • サビなど
水にも油にも溶けにくい汚れの例

水分と油分が混ざった汚れ 混合汚れ

水に溶ける成分と、油に溶ける成分の両方を含む汚れです。 水洗いだけでは油分が残り、ドライクリーニングだけでは水分由来の汚れが残る場合があります。

主な例

  • ラーメンやスープ
  • カレー、ミートソース
  • ドレッシング、マヨネーズ
  • 汗と皮脂が混ざった汚れ

衣類全体に汗と皮脂が付着している場合は、 ドライクリーニングと水洗いを行うダブルコースが適していることがあります。

水分と油分が混ざった汚れの例

色が繊維に残る汚れ 色素汚れ

飲食物やインクなどに含まれる色素が、繊維に入り込んだ汚れです。 時間がたつほど定着し、通常の洗濯やクリーニングだけでは落としにくくなります。

主な例

  • ワイン、コーヒー、紅茶、お茶
  • カレー、ミートソース
  • ボールペン、プリンターインク
  • 他の衣類やバッグからの色移り

家庭用漂白剤を使用すると、色落ち・変色・生地の傷みにつながる場合があります。 無理に処理せず、早めにご相談ください。

色素を含む汚れの例

シミが付いたときの注意点

  • 強くこすらないでください
  • 熱いお湯をかけないでください
  • 漂白剤やシミ抜き剤を安易に使用しないでください
  • シミの原因が分かる場合は、受付時にお伝えください
  • 家庭で処理した場合は、使用した洗剤や薬剤をお知らせください
  • できるだけ早めにクリーニング店へお持ちください