【かけつぎ(かけはぎ)工房】
大切にしている服の目立つ場所に虫食いが…
そんな傷も伝統の技術で修復します
かけつぎ(かけはぎ)とは…
衣類にできた傷や穴を、元に近い状態へ修復する技術のことをいいます。
(ちなみに関西では『かけつぎ』、関東では『かけはぎ』と呼ばれ同じ技術のことです)
同じ製品の生地や糸を用いて手作業のみで修復するために、非常に高度な技術が求められます。
昔からある伝統技術なのですが、近年は職人さんの高齢化、後継者不足、ファストファッションの台頭で技術の需要は減少しています。
当店が以前に、お願いしていた職人さんも、ご高齢で20年以上前に辞められてしまい、
それ以来、何ヵ所かでお願いしたのですが、残念ながら満足のいく仕上りではありませんでした。
しかし、縁あって非常にスキルの高い職人さんと巡り合い、安心してお客様からも依頼を受けることができています。
SDGsの観点からもファストファッションや安価な海外通販品などの使い捨ての時代から、お気に入りの品物を長く着る時代へと変化しています。
大切にしている服、高額品、ハイブランド品などの、穴あきや虫くいなどのキズを修復して、もう一度蘇らせてみませんか?
かけつぎ事例
- ジャケット(虫くい・タバコの焦げ穴・肘の擦れ)
- スラックス(焦げ穴・スレ・裂けキズ)
- フォーマル(焦げ穴・虫くい)
- コート(虫くい・スレ傷・穴キズ)
- ニット類(虫くい・糸引き・ひっかき傷・ほつれ・穴あき)
- ウール生地のダウンジャケット(破れ・虫くい)
- Tシャツ、スウェット、パーカ(破れ・焦げ穴・ひっかき傷)
- シャツ・ブラウス(虫くい・糸引き・ひっかき傷・ほつれ・穴あき)
- マフラー・ストール(虫くい・糸引き・ひっかき傷・穴あき)
- ヴィンテージTシャツ(破れ・焦げ穴・ひっかき傷)
- ハイブランドTシャツ(破れ・焦げ穴・ひっかき傷)
- 着物(虫くい・破れ・ひっかき傷)
※共布が無い場合でも目立たない場所から生地を取り利用します。
納期について
- 通常で1ヶ月ほど掛かりますが、お品物や時期により前後します。
料金について
ご利用前にご確認ください
- かけつぎはあくまで修理のため、新品になるわけではありません
- ヒジやヒザにスレ傷がある場合は仕上りが目立つ場合があります
- 生地が薄く透ける素材の場合は仕上りが目立つ場合があります
- 共布をお持ちであればお持ちください
- 修理跡の保護のため裏側に薄い生地を貼りますので生地が若干硬くなります
- 日焼けや色あせしている場合は新しい共布との色の差が出てしまうことがあります
- お受けするのはクリーニングされているお品物に限らせていただきます